12月1日に中京競馬場のダート1800mを舞台に行われるJRAのダートG1、チャンピオンズカップを予想していきます。
血統予想派になるためのブログなので、中京競馬場のダート1800mと相性の良い血統を持つ馬を探す所から組み立てていきます。
チャンピオンズカップ登録馬
馬面長伊奈 – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=45599754による
1週間前の段階で、全20頭が登録。このうち4頭が除外され、フルゲート16頭が出走する予定です。
馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 | 厩舎 |
アナザートゥルース | セ5 | 57 | 高木 | |
インティ | 牡5 | 57 | 武豊 | 野中 |
ウェスタールンド | セ7 | 57 | スミヨン | 佐々木 |
オメガパフューム | 牡4 | 57 | デットーリ | 安田翔 |
カフジテイク | 牡7 | 57 | 湯窪 | |
キングズガード | 牡8 | 57 | 秋山 | 寺島 |
クリソベリル | 牡3 | 55 | 川田 | 音無 |
コマビショウ | 牡4 | 57 | 南井 | |
ゴールドドリーム | 牡6 | 57 | ルメール | 平田 |
サトノティターン | 牡6 | 57 | ムーア | 堀 |
タイムフライヤー | 牡4 | 57 | マーフィー | 松田 |
チュウワウィザード | 牡4 | 57 | 福永 | 大久保 |
テーオーエナジー | 牡4 | 57 | 川須 | 宮 |
ミツバ | 牡7 | 57 | 和田 | 加用 |
メイショウワザシ | 牡4 | 57 | 南井 | |
モズアトラクション | 牡5 | 57 | 藤岡康 | 松下 |
ロンドンタウン | 牡6 | 57 | 岩田康 | 牧田 |
ワイドファラオ | 牡3 | 55 | Mデムーロ | 角居 |
ワンダーリーデル | 牡6 | 57 | 横山典 | 安田翔 |
ヴェンジェンス | 牡6 | 57 | 幸 | 大根田 |
チャンピオンズカップで血統的に有利なのは?
チャンピオンズカップが行われる中京競馬場のダート1800mの血統分析については、こちらの記事で紹介しています。

ネオユニヴァース産駒
改装後の中京競馬場ダート1800mで、最も勝利数が多いのがネオユニヴァース産駒。
今年の予定出走馬
- ウェスタールンド
ヴァイスリージェントの血を持つ馬
ここ3年の中京ダート1800mの上級戦の勝ち馬の5割近くがヴァイスリージェントの血を持つ馬。
今年の出走予定馬
- キングズガード
- ゴールドドリーム
- サトノティターン
- テーオーエナジー
- ミツバ
- ロンドンタウン
- ヴェンジェンス
ウッドマン、アフリートの血を持つ馬
ダート戦で好走割合の高いミスタープロスペクター系の中でも、中京ダート1800mで好相性なのが、ウッドマン、アフリートを介した馬たち。
今年の出走予定馬
- インティ
- チュウワウィザード
クリソベリル、オメガパフュームの評価は?
1番人気が予想されるクリソベリル、その次に人気を集めそうなオメガパフュームは、上記の好走馬の傾向には当てはまりませんでした。
クリソベリルの評価
ゴールドアリュール | サンデーサイレンス |
ニキーヤ | |
クリソプレーズ | エルコンドルパサー |
キャサリーンパー |
全兄にG1ジャパンダードダービ、コリアカップ優勝のクリソライト、半姉にG1エリザベス女王杯、宝塚記念優勝のマリアライト、半兄にG2神戸新聞杯優勝のリアファルがいる良血馬。
近親に、G1ジャパンカップダート優勝のアロンダイトやG2を2勝しているダンビュライトなどがいるなど、国内屈指の牝系を持っています。
デビューから5連勝かつ、3馬身以上の着差を付ける完勝とあって、まだまだ底を見せていない印象がある同馬。しかし、兄姉の活躍から機動性が高く、小回りの方が有利に働く可能性も持っています。
また、実力が拮抗する馬が集ったタイトなレースの経験も無いため、絶大な信頼を置くには心もとない印象です。
能力の違いで“あっさり”という可能性もありますが、馬券的には抑える程度が妥当と考えます。
オメガパフュームの評価
スウェプトオーヴァーボード | エンドスウィープ |
Sheer Ice | |
オメガフレグランス | ゴールドアリュール |
ビューティーメイク |
近親にG3愛知杯優勝のエテルナミノルがいる血統。どちらかと言うと、中央実績に乏しく、地方で勝利を挙げている馬が多い牝系です。
父のスウェプトオーヴァーボード産駒の重賞勝ちは、オメガパフューム以外すべて芝のレース。牝系の影響が強い馬と言えそうです。
3歳だった昨年が出遅れ気味での5着。充実期に入っていることを考えると、昨年以上の成績の可能性は高そうですが、中京ダート1800で勝ち切るまでのイメージが持ちにくい馬です。
2019年チャンピオンズカップ予想
以上の点から、血統面を中心に近走の内容を踏まえた、今年のチャンピオンズカップの予想です。
◎チュウワウィザード
〇ゴールドドリーム
▲サトノティターン
△ヴェンジェンス
△ウェスタールンド
△インティ
血統予想派を目指すということで、最初に挙げた中京ダート1800の上級戦で好成績を残している馬から組み立てました。
◎チュウワウィザード
チュウワウィザードは、ウッドマンの血を持つ馬。デビューから3着を外していないという安定感と前走でG1を制覇している勢いを評価しました。
〇ゴールドドリーム
2年前の覇者で、ヴァイスリージェントの血を持っているゴールドドリーム。馬体重の増減が多いのが気がかりですが、それでも近走は3着を外していない国内ダート屈指の実力馬。2度目の戴冠の可能性も十分ありえるでしょう。
▲サトノティターン
こちらもヴァイスリージェントの血を持つサトノティターン。6歳馬ながら、まだ12戦と底を見せていない点も魅力。大型馬だけに、きちんと絞り切れているかが、当日の注目ポイントとなりそうです。
△ヴェンジェンス
父カジノドライブからヴァイスリージェントの血が入っているヴェンジェンス。G1クラスは初出走も過去6戦すべてで馬券圏内の安定感に期待したい所。ただし、今年8走目なので、当日の気配のチェックは必須です。
△ウェスタールンド
ウェスタールンドは昨年の2着馬で、父がこのコースと相性の良いネオユニヴァース。この秋2走目と、上がり目がありそうなローテーションです。
△インティ
今年のフェブラリーステークスを制しているインティ。母系にアフリートの血が入っています。前2走の凡走が気になる所ですが、このコースで勝利もあり、マイペースの展開に持ち込めれば、復活の可能性もあるでしょう。
人気上位が予想されるクリソベリル、オメガパフュームは、血統面からのコース相性を加味して、あえて無印にしましたが、オッズ次第で押さえに入れたいと思っています。
何かと入用な年末年始に備えて、お小遣いアップといきたい所ですが、果たして??