G3カペラステークスが行われる中山競馬場のダート1200m。重賞が行われるのは、年に1度だけですが、施行されるレースが多いので、傾向を把握しておくて回収率アップに繋がりそうなコースです。
2016年から2019年秋開催までに行われた、中山ダート1200m戦のうち、3勝クラス以上の全38レースの中から、相性の良い血統を探してみます。
中山ダート1200で勝利数の多い種牡馬
Cake6 (talk) – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10393688による
集計した38レースの中で、このコースで2勝挙げた種牡馬は7頭いました。
- ゴールドアリュール
- ファスリエフ
- カジノドライブ
- ショウナンカンプ
- スクリーンヒーロー*
- ワークフォース*
- クロフネ*
- キングヘイロー*
*同一産駒が2勝
3勝以上挙げた種牡馬はなく、2勝した種牡馬が最多という結果でした。ダートかつ中央でのG1が設定されていない距離ということから、種牡馬だけでは選びにくいコースと言えるかもしれません。
強いて挙げるなら、スプリントG1(芝・ダート問わず)に勝利している馬の産駒が12勝を挙げている点に注目です。
中山ダート1200で注目の血統
中山競馬場のダート1200mは、父だけでは得意な血統が判断し辛いので、系統やクロスから相性の良さそうな血統を見てみます。
ヴァイスリージェントの血を持つ馬
中山競馬場のダート1200mの上級戦の勝ち馬34頭中、11頭がヴァイスリージェントの血を持っていた。
- ゴールドクイーン
- レッドアネラ
- アシャカダイキ
- シャンヴィットゥ
- コパノキッキング
- ディオスコリダー
- ショコラブラン
- ナンチンノン
- レッドゲルニカ
- ノボバカラ
- ワイドエクセレント
⇒クロフネ、カジノドライブ、カネヒキリ辺りの血を持つ馬に注目
ダンジグの血を持つ馬
中山競馬場のダート1200mの上級戦の勝ち馬34頭中、9頭がダンチヒの血を持っていた。
- ブラックジョー
- ホウショウナウ
- クイーンズテソーロ
- ウインオスカー
- ベック
- ナンチンノン
- アールプロセス
- ノボバカラ
- ブルドッグボス
ヌレイエフの血を持つ馬
中山競馬場のダート1200mの上級戦の勝ち馬34頭中、7頭がヌレイエフの血を持っていた。
- レッドアネラ
- シャカダイキ
- シュウジ
- ホウショウナウ
- シャインヴィットゥ
- コパノマイケル
- ヒカリブランデー
⇒スマートファルコンなど、ゴールドアリュールから派生した種牡馬やキングマンボ系が当てはまる。
ロベルトの血を持つ馬
中山競馬場のダート1200mの上級戦の勝ち馬34頭中、7頭がロベルトの血を持っていた。
- アシャカダイキ
- シュウジ
- コパノキッキング
- ウインオスカー
- コパノマイケル
- エイシンヴァラー
- モルジアナ
⇒内国産なら、グラスワンダーやシンボリクリスエスを介した馬に注目。
中山ダート1200コースの特徴
中山競馬場のダート1200mのスタート地点は2コーナー奥のポケット地点で、芝となります。芝の部分は外枠の方が長いため、外枠の方がスタートダッシュを決めやすいコースと言えます。
芝スタート+残り500m付近まで下りなので、テンが速くなりやすい傾向もあります。
残り200m過ぎからは、中山名物の急坂が待ち構えているので、展開の見極めがポイントとなりそうです。
まとめ
今回は、カペラステークスが行われる中山競馬場のダート1200mコースに強い血統を探ってみました。
- スプリントG1に勝利している種牡馬の産駒
- ヴァイスリージェントの血を持つ馬
- ダンジグorヌレイエフorロベルトの血を持つ馬
この辺りが、中山ダート1200mに強い血統と言えそうです。現時点では上級戦で勝ち馬が出ていませんが、ロードカナロア産駒が出てくるとマッチしそうなコースです。