牝馬限定のハンデ重賞、G3ターコイズステークスが行われるのが、中山競馬場の芝1600m。かつては、2歳G1の舞台にもなっていたこのコースでは、ダービー卿チャレンジトロフィーや京成杯オータムハンデといったハンデ戦のG3も行われています。
この中山芝1600mで実施された、2015年から2019年の秋開催までの世代限定戦を除くオープン以上のレースの勝ち馬から、相性の良い血統を探ってみます。
中山芝1600mで勝利数の多い種牡馬
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集計した24レースのうちこのコースで2勝以上挙げている種牡馬は、5頭いました。
- 4勝…ダイワメジャー(*1)
- 3勝…ディープインパクト
- 2勝…スクリーンヒーロー、ステイゴールド、ハーツクライ(*2)
*1ミスパンテールが2勝
*2マジックタイムが2勝
3頭の産駒が勝利している、ダイワメジャーとディープインパクトが得意と言えるでしょうか。集計したレースにハンデ戦が多かったせいか、キングカメハメハ産駒が1勝だけというのもポイントとなるかもしれません。
また、産駒の数を考えると、上級条件に出てきているスクリーンヒーロー産駒に注目したいところです。
中山芝1600mで注目の血統
中山競馬場の芝1600mのオープン以上のレースで勝利した22頭の5代血統表から、このコースで好走している馬の多い血統をピックアップしました。
ノーザンテーストの血を持つ馬
勝ち馬22頭中、10頭がノーザンテーストの血を持っていた。
- ミスパンテール
- ミュゼエイリアン
- グランシルク
- ロジチャリス
- マイネルアウラート
- イパルスヒーロー
- ダイワリベラル
- シングウィズジョイ
- フラアンジェリコ
- モーリス
ダイワメジャー、スクリーンヒーロー、ステイゴールドといったノーザンテーストを持つ種牡馬が強いだけではなく、母系に入っていても効果的と思われます。
ロベルトの血を持つ馬
勝ち馬22頭中9頭がロベルトの血を持っていた。
- ミスパンテール
- ミュゼエイリアン
- グランシルク
- ロジチャリス
- マジックタイム
- ロードクエスト
- ダイワリベラル
- シングウィズジョイ
- モーリス
このうちマジックタイム、ロードクエストを除く7頭は、ノーザンテーストの血を持っているので、ノーザンテースト×ロベルトは、このコースとかなり相性が良いと考えられます。
中山芝1600mコースの特徴
中山競馬場の芝1600mコースは、1コーナー脇のポケット地点からスタートして、外回りコースを走ります。
スタートはコースで最も高い地点にあり、900mほどをくだり、そこからはほぼ平坦。直線は310mほどですが、残り200mを切ったところから、中山名物の急坂が待ち構えています。
スタートから最初のコーナーまでが240mと短いので、外枠の馬は終始外を回るリスクがあり、内枠有利な傾向もあります。
まとめ
今回は、ターコイズステークスが行われる中山競馬場の芝1600mコースに強い血統を見てきました。
- ノーザンテーストとロベルト両方の血を持つ馬
- または、上記のどちらかの血を持つ馬
この2点を踏まえると、スクリーンヒーロー産駒が出てきたら積極的に狙いたいコースと言えそうです。
その他では、父ダイワメジャー、ステイゴールド、母の父シンボリクリスエス辺りが狙い目になりそうです。